読書メモ

箱根史と恋愛と再生術

週刊文春で推薦されていて「こういう小説、古そうだし、買っても、読むかなー?」と思ったが、購入して読んでみた。 箱根山 (ちくま文庫)作者: 獅子文六出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2017/09/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る お話は…

他者を通じて自分を知ろう

何かの本の関連書として推薦されていて、興味を持って購入した。 医療者が語る答えなき世界: 「いのちの守り人」の人類学 (ちくま新書1261)作者: 磯野真穂出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2017/06/05メディア: 新書この商品を含むブログを見る これは面白…

ちょっとだけ 後味悪い

東野圭吾さんの探偵ガリレオシリーズの文庫で唯一読んでいなかった本。 全部読もうと思って購入した。 禁断の魔術 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/06/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (21件) を見る いままで「探偵ガ…

考えず「さようなら」タイプ

前野隆司さんの本で対談相手だった、東大病院循環器内科・稲葉俊郎さんが、竹内整一さんの話をしていて、興味を持って購入した。 日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか (ちくま新書)作者: 竹内整一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/01/01メディア: …

意外と こんなもんか

ずっと前に買って、ずっとそのままだった本。 今回、読んだ。 スキップ (新潮文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/06/30メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 257回この商品を含むブログ (221件) を見る 17歳から42歳にスキップした女性が…

「報道の断片」だけの毎日

書店の店頭で迷う。伊坂幸太郎さんって、ずっと気になって、でも一度も読まずに来てるし、これは、読んでみるか・・。 でも、長そうだし・・。 まあ、でも、一度は読んでみよう!と購入。 ゴールデンスランバー (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: …

変幻自在・組み合わせ無数

またまた探偵ガリレオシリーズを購入した。 虚像の道化師 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/03/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (17件) を見る 短編7本が収録されている。 ガリレオシリーズ第1作の、(いま振り返ると)…

「真面目は報われる」希望

書店の店頭で見かけ、「80年にわたる寿命研究」というサブタイトルにひかれて、購入した。 真面目な人は長生きする 八十年にわたる寿命研究が解き明かす驚愕の真実 (幻冬舎新書)作者: 岡田尊司出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/09/27メディア: 新書この…

「推理は面倒」の素晴らしさ

週刊文春で推薦されていたので購入した。 貴族探偵 (集英社文庫)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/12/06メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 作者・麻耶雄嵩(まや・ゆたか)さんの舞台設定がムチャクチャなのが、素晴らし…

かわいらしさ・工夫・愛

グラサン師匠のマンガ「鉄板競馬」のスペシャル版。新書サイズも1回買ったが、今回スペシャル版ということで購入した。 鉄板競馬・10周年記念12馬券福神SP (競馬王馬券攻略本シリーズ)作者: グラサン師匠出版社/メーカー: ガイドワークス発売日: 2016/08/31…

概念係と表現係をひとりでやれ

何年か前の話だが、JR九州の九州新幹線開通のCMの素晴らしさに衝撃を受けた。 そのCMのクリエイティブ・ディレクター、古川裕也(ふるかわ・ゆうや)さんの本。 すべての仕事はクリエイティブディレクションである。作者: 古川裕也出版社/メーカー: 宣伝会議…

競馬通いの「無常」

藤代三郎さんが競馬週刊誌「ギャロップ」で連載している「馬券の真実」という馬券購入コラム?をまとめた本。 今回で23冊目とのこと。ほぼすべて購入しているが、今回も購入。 外れ馬券を撃ち破れ作者: 藤代三郎出版社/メーカー: ミデアム出版社発売日: 2017…

「やるべきこと」の違和感

書店で平積みになっていて、最初は「まあ、いいか、読まなくて」とも思ったが、後日、思い直して、購入して読んだ。 プロ野球・二軍の謎 (幻冬舎新書)作者: 田口壮出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/03/30メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見…

「電信柱の陰」で観察しよう

明日があるさ、宇宙人ジョーンズ、トヨタReBORNなどのCMプランナー、福里真一さんの本。数年ぶりに読み返した。 電信柱の陰から見てるタイプの企画術 (宣伝会議)作者: 福里真一出版社/メーカー: 宣伝会議発売日: 2013/11/01メディア: 単行本この商品を含むブ…

私たちは「有意義病」だ

精神科医の泉谷閑示(いずみや・かんじ)さんの本。幻冬舎新書の紹介文を読んで興味を持ち、購入した。 仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える (幻冬舎新書)作者: 泉谷閑示出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/01/28メディア: 新書この商品を…

人体の不思議 概説

坂井建雄さんの本ということ。 また、書店でパラパラ見て、興味を持てそうな項目があったので購入。 面白くて眠れなくなる人体作者: 坂井建雄出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2012/10/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る ノド…

脳は「おっちょこちょい」

面白かった「進化しすぎた脳」の続編ということで購入した。 単純な脳、複雑な「私」 (ブルーバックス)作者: 池谷裕二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/09/05メディア: 新書この商品を含むブログ (20件) を見る 静岡県出身の池谷さんが、母校の高校生に…

大脳生理学の「最前線」

池谷裕二さんの本は面白いなーということで、買ってそのままだった、この本を読む。 進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)作者: 池谷裕二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/19メディア: 新書購入: 49人 クリック: 230…

宗教は人間の脳と相性がいい

何年も前に週刊文春の図書コーナーで紹介されていてすぐ買ったが、そのままになっていて、今になって読んだ。 仮想儀礼〈上〉 (新潮文庫)作者: 篠田節子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/05/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブロ…

人の幸せに口出しするな

探偵ガリレオシリーズはやっぱり面白いと思って購入した。 ガリレオの苦悩 (文春文庫)作者: 東野 圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/10/07メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 121回この商品を含むブログ (23件) を見る 「探偵ガリレオ」「予知夢」…

防衛論議 実は結構面白い

何かの文章で、著者の冨澤暉(とみざわ・ひかる)さんが推薦されていた。 今回、新書が出ていたので購入した。 軍事のリアル (新潮新書)作者: 冨澤暉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/11/16メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る 自衛隊、と…

「無駄な仕事」廃止を阻む論理

「働き方改革」の道なかば。「壁」は険しい。 その「壁」の高さに毎日驚き、「壁」の複雑さ・多様さに驚き、日々学んでいる。 そんななか、この本を書店で見つけ、改革を阻む根本原因にたどり着くヒントになるかもしれないという思いで購入した。 ムダな仕事が多い職…

父親は老化しているだけか

80歳を超えた父親が何を考えているのか、家族で心配している。この本が気になって購入した。 老人の取扱説明書 (SB新書)作者: 平松類出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2017/09/06メディア: 新書この商品を含むブログを見る 本の内容は、まとめかた…

「相撲おバカ小説」の傑作

書店で思わず手に取り、一度は「まあ、いいか」と買うのをやめたが、あとで思い直して購入。 大相撲殺人事件 (文春文庫)作者: 小森健太朗出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/11/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る こういう、リアリティを…

「選挙制度」を改善しよう

「面白い」という評判を読んで、購入した。 黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い作者: 畠山理仁出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/11/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る よく「泡沫候補」と呼ばれるみなさんを、著者の畠山理仁(…

「異物」を大事にしよう

林壮一さんの「マイノリティーの拳」と「神様のリング」はとても面白かった。 林さんがサッカーの本も書いていることを知って購入。 間違いだらけの少年サッカー?残念な指導者と親が未来を潰す? (光文社新書)作者: 林壮一出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/11…

「非効率」は非効率なのか

北海道大学の進化生物学者・長谷川英祐さんの本。 以前、新書をチラッと見ていたが、今回、推薦する文章を読み、文庫版を購入した。 働かないアリに意義がある (中経の文庫)作者: 長谷川英祐出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2016/06/14メディア: 文庫この…

「生命」とは? 「生きる」とは?

広島大学の生物学者・長沼毅さんの本。 「科学界のインディー・ジョーンズ」といわれるほど、深海、地底、砂漠、南極、北極など極限環境の生物調査の経験があるとのこと。 つい最近、暴力事件があったと報じられていたが、まあ、そういう部分もあるかたなのか…

不条理すぎてつらくなる

書評で興味を持ったので、文庫化のタイミングで購入。 全員死刑: 大牟田4人殺害事件「死刑囚」獄中手記 (小学館文庫)作者: 鈴木智彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/11/07メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 私は、脳のクセで「世の中で起きるこ…

見えないものに敏感に

東大病院救急部のトップにいた医師の方。よく聞く言葉のようで、改めて考えると大事だなーと思う言葉がならぶ。 おかげさまで生きる (幻冬舎文庫)作者: 矢作直樹出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/04/11メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 「すべて…