2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

不条理すぎてつらくなる

書評で興味を持ったので、文庫化のタイミングで購入。 全員死刑: 大牟田4人殺害事件「死刑囚」獄中手記 (小学館文庫)作者: 鈴木智彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/11/07メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 私は、脳のクセで「世の中で起きるこ…

見えないものに敏感に

東大病院救急部のトップにいた医師の方。よく聞く言葉のようで、改めて考えると大事だなーと思う言葉がならぶ。 おかげさまで生きる (幻冬舎文庫)作者: 矢作直樹出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/04/11メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 「すべて…

自分の「恥部」が呼び起こされる

知り合った大学生が「面白い本だった」と話してくれていて、気になっていた。 文庫本になったタイミングで購入。 サラバ! 上 (小学館文庫)作者: 西加奈子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/10/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る サラバ! …

学び 努力し 自分を磨け

またまた東野圭吾さんの探偵ガリレオシリーズを読む。 大学の研究室ではない湯川学が、またいい。 真夏の方程式 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/05/10メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (65件) を見る 寂れた海…

共感で説得力が倍増する

東野圭吾さんの探偵ガリレオシリーズの長編。これまた、うーん、面白い! 聖女の救済 (文春文庫)作者: 東野 圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/04/10メディア: ペーパーバック購入: 4人 クリック: 266回この商品を含むブログ (74件) を見る トリッ…

「構図の安定感」は超強い

東野圭吾さんの探偵ガリレオシリーズの第2弾。短編5作品。 予知夢 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/08/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 42回この商品を含むブログ (425件) を見る うーん、夢中で読んでしまうんだなー。…

客観的事実にだけ注目しよう

東野圭吾さんのガリレオシリーズ第1作。以前読んだことはあるが、また読んでみた。 探偵ガリレオ (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/02/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 61回この商品を含むブログ (627件) を見る 短編5本…

「意味」なんて なくていい

養老孟司さんの新刊。 私は養老孟司さんが自分で書いたものより、「バカの壁」のような語りおろしのほうが面白いと感じている。 今回は養老孟司さんが書いたほう。 遺言。 (新潮新書)作者: 養老孟司出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/11/16メディア: 新書こ…

謙虚で豪快な「怪力男たち」

大相撲の本が読みたくなり、まだ読んでいなかったこの本を買った。 「大相撲」知ったら面白すぎる70の話 (王様文庫)作者: 下角陽子出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2017/07/31メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 著者は国技館の実況キャスターの女…

観察せよ 考え続けよ

ロボット工学者の石黒浩さん。テレビでとても参考になる意見を話していて気になっていたので、まずはこの本から読んでみた。 アンドロイドは人間になれるか (文春新書)作者: 石黒浩出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/12/18メディア: 単行本この商品を含…

相撲の「底知れなさ」

今場所は毎日相撲中継を見ている。 13時のBS放送開始から、18時の放送終了まで、だいたい全部見る。 毎日ほぼ5時間、見続けていることになる。すでに11日目まで見ている。 面白い。 特に、どんどん取り組みが進む、幕下30番と十両15番がいい。 力士名鑑を見…

ファンがしらける馬を狙え

脳のクセを認識した上で、自分の競馬予想のどこに問題があるのか、改めて考える。 脳が好きなもの。脳のクセ。 「秩序、ストーリー、なんらかの法則、自説強化、自己正当化、因果応報、擬人化」。 確かに、競馬予想はボケッとしていると、こういう「なんらかの…

世の中は「偶然だらけ」だ

池谷裕二さんの本、またまた。 自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80 (ブルーバックス)作者: 池谷裕二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/01/21メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る すでに読んでいたこともあ…

習慣で「目がいく場所」が変わる

前野隆司さんの本。「無意識の整え方」が面白かったので、こちらも読んだ。 実践 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス (PHP新書)作者: 前野隆司出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2017/08/11メディア: 新書この商品を含むブログを見る なんというか、心が弱く…

不倫と真相は直接関係ない

なぜ買ったかは忘れていた東野圭吾さんの小説。 夜明けの街で (角川文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/07/24メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 50回この商品を含むブログ (105件) を見る ネットで見た…

「権力者層」の現実感なし

東野圭吾さん、映画化された長編小説。 プラチナデータ (幻冬舎文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/07/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (103件) を見る ネタバレ お話のスケールは大きいし、エンターテ…

こういう夜 いいよね

なぜか、買ったままそのままになっていた本。 うーん、普通すぎる感想だけど、面白かった。 夜のピクニック (新潮文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 150回この商品を含むブログ (651件) を見る…

この結果 たまたまだよ

以前、買おうか迷って、結局買わなかったが、時間ができたので買った本。 オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く作者: トビアス・J・モスコウィッツ,L・ジョン・ワーサイム,望月衛出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2012/06/08メディア: 単…

「独特のユーモア」と暴力

日馬富士の暴行問題で騒ぎになっている。 報道から見て、まあ酒癖が悪い人であるのは間違いないのだろう。 また報道から考えて、暴力も全然なかった、というわけではないだろう。 もちろん私は、日馬富士と会ったこともお話をしたこともない。でも、映像や中…

「読者に生かされてる」覚悟

WEBライター、ヨッピーさんの本。 明日クビになっても大丈夫!作者: ヨッピー出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/09/21メディア: 単行本この商品を含むブログを見る ライターとして独立するまでの過程と、いま大事にしていることを、とてもシンプルに提示す…

弱点が強み 二面性をよく見て

池谷裕二さんの中村うさぎさんとの対談。池谷さんのサイトでおすすめされていて、読んだ。 脳はこんなに悩ましい(新潮文庫)作者: 池谷裕二,中村うさぎ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/04/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る そうなのか…

相撲の「見えていない」部分

相撲ほど、一見単純に見えて、奥深いものもないのではないか。 子どものころ、遊びでよく相撲を取った。 小学生のとき、砂場が土俵だった。 Iくんという相撲好きがいて、よく一緒に取った。彼と、好きなお相撲さんの話をするのが楽しかった。ただ彼は、体が…

多様性に寛大な男

元特捜検事だった田中森一(もりかず)さんの自伝。ウィキペディアによると、3年ほど前の2014年に、71歳で亡くなっいる。以前買ったままになっていた本。 反転―闇社会の守護神と呼ばれて (幻冬舎アウトロー文庫)作者: 田中森一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日…

戦うな 調和せよ

なんというか、自分の「うまいこと、自分をだまして、トクしてやろう」感を打ち破られる。とても参考になる指摘が多くあった。 人生が変わる! 無意識の整え方 - 身体も心も運命もなぜかうまく動きだす30の習慣 - (ワニプラス)作者: 前野隆司出版社/メーカー: …

太田光さんのヒントはあるが

タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF)作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,和田誠,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/02/25メディア: 文庫購入: 28人 クリック: 109回この商品を含むブログ (66件) を見る 爆笑問題・太田光さんの大推薦なので、読…

脳の特徴とだまし方

一度、途中まで読んで、そのままになっていた本。 海馬―脳は疲れない (新潮文庫)作者: 池谷裕二,糸井重里出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/06/01メディア: 文庫購入: 36人 クリック: 434回この商品を含むブログ (329件) を見る 糸井重里さんと池谷裕二さ…

「使命感」はやっかいだ

買ったままだった本。 クライマーズ・ハイ (文春文庫)作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/06/10メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 93回この商品を含むブログ (393件) を見る 1985年の日航機事故の墜落地の地元新聞社を舞台にした話。 30…

好みが分かれるタイプ

だいぶ前に買ったままだった本。 ロートレック荘事件 (新潮文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1995/01/30メディア: 文庫購入: 29人 クリック: 238回この商品を含むブログ (94件) を見る ネタバレ なんというか、読者をうまく誤読へ誘導して…

「感覚」の心強さ

認知心理学の山口真美さんが、感覚に関わる科学的な知識を紹介する本。 センスのいい脳 (新潮新書)作者: 山口真美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/08メディア: 新書購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る 「盲点」という見えない穴 …

感激したときこそ よほど注意

河合隼雄さん。今ウィキペディア見たら、2007年7月に、79歳で、脳梗塞で亡くなっている。もう10年以上前だ。 人の心はどこまでわかるか (講談社+α新書)作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/03/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 12回この…